食べ物におけるアレルギーを持つ人に対する配慮

アレルギーは重要な反応

小麦やそばなどの食物アレルギーがある人や、その親などは「どうしてアレルギー反応なんかがあるんだ」と疎ましく考えるかもしれません。
しかし、体が異物を取り込まないために防衛して起こる反応なので、非常に重要だとも言えるのです。
花粉症も、もしくしゃみが出たり涙が出たりといった症状が無ければ、そのまま異物を体に取り込んでしまうことになります。
自分の体が自分を守るために反応しているのだということは覚えておきましょう。
また、食物アレルギーのほとんどは小学生になる頃には治ることも多いです。
生まれたての赤ちゃんは外界との接点がまだ薄く免疫力が少ないため、身を守るために症状が出ます。
しかし、成長につれ皮膚や粘膜も強くなり、いろいろなものを消化する能力も高まれば自然にアレルギーも無くなっていきます。
「自分は少し他の人よりも身体が慎重なのだ」くらいに考えて、医療機関の指示のもと、食べられるものから上手に食べていきましょう。